2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【旅行記】Vol. 17 クラクフ 2-2→カトヴィツェ行きの急行

昨日立ち寄った旧市街広場で買い物をしました。Tは絵を買っているようですし、Yはうろうろしながら感慨深げに周囲を見回しています。かつて自分が治めた国を懐かしがっているみたいでした。 最後にバルバカンを訪れた後、ホテルで荷物を受け取り、クラクフ…

日本の作曲家によるクラシック音楽

「クラシックをジャズで聴く」を実践した翌日にまたまたCD屋をさすらって手にした中の1枚がこれ。 山田耕筰 1. 序曲 ニ長調 2. 交響曲 ヘ長調《かちどきと平和》 (全4楽章) 3. 交響詩《暗い扉》 4. 交響詩《曼荼羅の華》 レーベルは知られざる作曲家や…

【旅行記】Vol. 16. クラクフ2-1

ぐったりした我々はクラクフに戻り、運ちゃんに規定の料金以外にチップを渡して、城の下を走る幹線で降ろしてもらいました。カトヴィツェ行きの急行が出るまで3時間ほど時間がありますので寸暇を惜しんで観光です。心身ともに疲れ果てておりますが、何もしな…

クラシックをジャズで聴く

というのをやってみようと思って、いろいろと調べた結果、CD屋で以下の人のものを買ってみました。 ●オイゲン・キケロ 「Classics In Rhythm』 ●オイゲン・キケロ 「Rokoko-Jazz』 ●ジャック・ルーシェ 「THE NEWEST PLAY BACH IN DIGITAL RECORDING」 ク…

シュメールの人たちと60進法

シュメールの人たちが、考えてみれば面倒な60進法を取り入れたのは幾通りにも割り切れる便利さのせいだと言われています。60という数字は、2、3、4、5、6、10、12、15、20、30で割り切れます。楔形文字には 1 から 59 に対応する数字があって、これは内部に1…

【旅行記】Vol. 15 アウシュヴィッツ 3

アウシュヴィッツの収容所から3キロほど離れた場所に位置するビルケナウ。 この巨大な死体製造工場は映画『シンドラーのリスト』でも使われた有名な入場門を持っています。列車のための引き込み線が吸い込まれており、学校の時計台みたいな低い塔がその上に…

【旅行記】Vol. 14 アウシュヴィッツ 2

この収容所に入れられたものは、人間でも何でも、ナチスが徹底的に利用いたしました。囚人からは彼らが身に着けていたものを追い剥ぎのように奪い取り、髪の毛までむしり、金歯なども引き抜かれました。文字通り裸一貫にした後、生きている限りボロ切れにな…

【旅行記】Vol. 13 アウシュヴィッツ 1

ホロコースト。民族そのものを絶滅させようとした開いた口が塞がらない類いの蛮行であります。機械的に効率よく稼働する殺人工場であり、産廃の工場みたいに《計画的に》生命が粉砕されていくのです。その象徴とも言える名高い施設が、絶滅収容所と呼ばれる…

[旅行記【1995年卒業旅行】【旅行記】Vol. 12 アウシュヴィッツ 0

3月4日。 早朝フロントの美しい女性に「今日はアウシュヴィッツに行かれるご予定ですか?」と訊かれました。いろいろと交通手段を調べてみたのですが、クラクフからバスで行くのがいいんだろうと考えていたのでその美人にそう伝えたところ、「バ、バスですっ…

京都Vol. 3

京都・旅日記の最終回です。 ●三十三間堂(蓮華王院) ※「清水道」より100番のバスで「博物館三十三間堂前」下車 こちら、昔からずっと行きたかったのですが長らく行けずにいたところです。またしてもとんでもなく混雑するバスに乗り込み、10分ほどで下…

京都Vol. 2

京都逍遥の続きです! ●清水寺(音羽山清水寺) ※「銀閣寺前」より100番のバスで「清水道」下車 こちらも、何も申し上げることもない名刹。京都に行ってここに行かなければどこに行ってきたんだとお叱りを受けそうな名所ですが、銀閣寺から N0.100 バスで向…

京都 Vol.1

本日はしっかりと朝起きて身支度を整え、京都へ行きました。新大阪で新快速に乗り30分前後で京都へ。高槻にしか留まらないので速いですねえ……鳥取国から合流する友人も、我らが誇る「スーパーはくと」で京都に着き、さっそく歩き回りました。観光案内所で…

大阪の夜

今日は久しぶりの大阪出張です。 打ち合わせの後、クライアントに連れて行っていただいたお好み焼き屋のおいしいこと! 淀屋橋にあるんですが、オシャレなお店で、満席なのも納得です。チーズとベーコンの入った何とか焼き……ええと、すみません、名前、忘れ…

【旅行記】11. クラクフ(ポーランド)3

5時が過ぎたので急いでホテルに戻ると、B氏の友達とその友達の息子夫婦が着いています。B氏と年の頃が同じと思われるご婦人が彼のご友人で、B氏の英語の先生をなさっているということです。その彼女の息子夫婦は旦那美男子、奥方美女という理想のカップル…

光合成の妙なる……

久々に終電間際まで仕事をしましたが、慣れないことをするものではありませんね。12時過ぎまで仕事するなんて天誅殺みたいなもの……健全な諸氏に置かれては出来るだけお控えなさいますよう。 ところで、ビルの建ち並ぶ表参道のオフィスで雪崩のように襲いか…

【旅行記】10. クラクフ(ポーランド)2

B氏はどうしたわけか我々を軍用グッズ専門店に連れて行ってくれました。アメ横なんかにありそうなか薄暗い店内には所狭しと様々なあやしげな品物が並べてられています。軍用品の払い下げ品をメインにそういう人たち向けに繁盛しているのか、結構なにぎわい…

【旅行記】9. クラクフ(ポーランド)1

クラクフ中央駅は映画『シンドラーのリスト』でも登場した駅です。ホームの端の「Krakow」という文字は今でもあります(多分)。列車が入ったばかりなので大勢の人でごった返しています。こういうシーンを見ると『銀河鉄道999』の辺境の星のターミナル駅を思…

時計について考えてみました、少しだけ……

月や太陽などの動きを観測して1年、1ヶ月、1週間、1日……と“時”を設定した遥か古代の人たちには頭が下がります。観測技術の水準を云々する前に、“時”を測ろうとしたこと自体に敬意を払いたいと思います。穀物の栽培のためとか、洪水や旱魃などの時期を予測…

宇宙の温度

昔は天文少年で、勉強もしないくせに学者に憧れ、今でもブログでたまに書き散らす通り、科学系の本を読むのが大好きです。手当たり次第に読んで現実逃避をするのですが、別に科学系の本を読まなくても星空を見上げるだけで浮かんでくる疑問があります。 『宇…

【旅行記】8. ワルシャワVol. 4

三月三日。 午後一時半にクラクフ行きの特急が出るので午前だけ観光です。まずは昨日行けなかった国立美術館です。ポーランド美術の粋が集まっているらしいのですが、イコンの多さに辟易しただけでした。宗教系といっても、ボッチチェリとかコレッジオとか、…

【旅行記】7. ワルシャワ Vol. 3

クラクフ郊外通りというのがあります。緩いカーブを描く美しい街道で、建物が綺麗に高さを保ったまま街路に沿っています。ここの建物は、ワルシャワの他の地区と同様、第二次世界大戦の際に、ナチス・ドイツに徹底的に破壊されてしまいました。ナチスはヨー…

ヴェルディの『レクィエム』

浪人時代、NHKでカラヤンがヴェルディのレクィエムを振っている映像が流れました。その頃はアメリカでフィラデルフィア管弦楽団の生演奏を聴いてクラシックに目覚めた頃。ビデオにも録画して、文字通り擦り切れるまで観たものでした。オーケストラはミラノ・…

【旅行記】6. ワルシャワ Vol. 2

3月2日。 荷物をホテルに置いたまま出掛けるにあたってまずやらなければならないのは、セキュリティに万全を期すことです。我々が大切な荷物を入れてきたのは頑丈なスーツケースではなく、ヤワなリュックとバッグである、ということを考慮に入れると、人の三…

【旅行記】5. ワルシャワ Vol.1

デポジットを払い書類をもらった我々はさっそく空港の前でバスを捕まえ、乱暴な運転をする運転手をこわごわ眺めながら、真っ暗な首都ワルシャワを市街地に向かいました。バスの中も薄暗く、街も車内も光が足りません。乗客は何人かいましたが、物珍しそうに…

鎌倉

桜のピークも過ぎ、今は葉桜を愛でる時節。 そんな折、本日は鎌倉に行って参りました。 新宿から横須賀線直通の湘南新宿ラインで約50分。便利ですねえ…… 北鎌倉で降りて最初に訪れたのは円覚寺。お寺の背後の山は晩春と初夏が一緒になったような景色。円覚寺…

ダイエット成功への道……

このブログをご覧になっている皆々様におかれましては、花見の宴もたけなわの土曜日、いかがお過ごしでしょうか? 本日井の頭公園を抜けて吉祥寺のジムに行ったのですが、いやあ、すごい人でした。夜になると戒厳令を発令したほうがいいような状態になるんで…

GT3

ポルシェという自動車メーカー、前にもブログで書きましたが、わたくしの心をくすぐってやまないのであります。。。わたくしが好きなのはいわゆるクーペと呼ばれるボディのもの。つまり、ケイマンでもボクスターでもカイエンでも928でも944でも912でもない、…

チャイコフスキーの第5番

昔々、NHK交響楽団でウォルフガング・サヴァリッシュがこの曲を振ってるのを見てしびれました。 さっそく財布の底をはたいてCDを買いに行ったのですが、この人の指揮のものはなく、カラヤン/ベルリン・フィルのを買いました。いそいそと帰宅して聴きましたが…

ゴールドバッハの予想

旅行記を並べすぎたので今日はまたまた数学の話を。 「6以上の任意の偶数は、2つの奇素数の和で表すことができる」 という問題があります。この時、同じ素数を2つ使ってもいいのですが、20までの偶数は以下のようになります。 6 = 3+3, 8 = 3+5, 10 = 3+7 …

【旅行記】4. コペンハーゲン2日目

三月一日。 洗面して観光の準備を済ませた我々は、階下のレストランで朝食を取ることにいたしました。朝食はバイキング方式。そのシステムは、親元離れて暮らしていてロクなものを食べていない我々には最高の方式です。また、自分の適量を知らないうつけ者た…