ストリング理論

昔から星が好きで、数学も物理も全く出来ないのに、そういったものに憧れていろいろと本を読んでいますが、今はストリング理論について読んでます。


超極微のひも……想像するにも頭が痛くなるほど小さなひもの振動によって素粒子がどうだの、という理論です。どのくらい小さなのかよく分かりませんが、1cmの1兆分の1の1兆分の1の10億分の1あたり大きさの世界の出来事らしいです(プランク長さというらしいですが)。例えば原子の大きさを太陽から冥王星(惑星の座から引きずり下ろされました……)までの直径のボールとしたら、そのひもの大きさは10メートルの高さの木くらいとか。。。


いやですねえ……そのひもがリングになったりならなかったりで重力子だの光子だのが出てきたり、振動の種類によって出てくる素粒子が違ったり、、、とか。11次元がどうのこうの、9次元がどうのこうの……超対称性がどうだの余剰次元がこうだの、大統一理論だの……まさに百鬼夜行です。


最大の問題は、今のところこの理論が証明も反証も出来ず、観測も出来ず、何かを予測することも出来ないこと。科学は仮説があり、実験または観測により正否が確かめられ、それが理論や法則となっていくものなのに、このひも野郎はそれが不可能というところに最大のジレンマがあるそうです。


門外漢の私としては、そういう本を読めば読むほどこの世界は不思議なことだらけだという意を強くするだけ……ということを楽しみにしたいと思います。


ふうう。